ふらり一人旅

期末試験も終わったことだし、なんとなく当てのない旅に出ることにしました。
立川から乗り込んだムーンライト信州を松本で下車して、始発の電車を待ちます。待合室が寒いのでマクドナルドに入って100円マック2つで1時間以上粘ってから駅に戻ります。そして出発しましたが、このまま乗り継いでも長野で時間が余ってしまいます。そこで、途中の姨捨で途中下車してみました。

日本三大車窓に数えられるだけあって、善光寺平の眺めは最高です。また、「わが心慰めかねつ更級や 姨捨山に照る月を見て」という和歌や芭蕉の「おもかげや姨ひとりなく月の友」という俳句の通り、月も棚田に写ってきれいなのだそうですが、いまは早朝、しかも早春でまだ棚田も銀世界です。月の眺めはまたの機会にしておきましょう。そしてこの駅、行き先の善光寺平を見渡せるだけあって、かなり高い場所に駅があります。急勾配で平地が取れないので、スイッチバックになっています。次に来た電車のドアを手で引いて乗ると、いったん元の方向に戻って引き上げ線に入り、それから坂を下っていきました。

長野からは快速でもないのに指定席ありの「妙高」で移動します。車両は特急の189、これに18きっぷだけで乗れるなら文句はありません。長野から北に進んでいくと、どんどん雪が深くなっていきました。道路が埋もれているので、それにつながる踏切を封鎖している場所もあちこちありました。列車自体は直江津行きですが、途中の新井駅であえて降ります。

次の快速「くびき野」はなぜかこの新井駅始発で、しかも直江津から先は特急とほぼ同じ速度で走る上に、車両も485という、まさに乗り得な列車でした。信越本線を進んでいって今は新潟市秋葉区となった新津で下車。駅前は典型的なシャッター通りになっていたので、駅に戻り「雪だるま弁当」を購入。新津駅には駅弁業者が2社入っていて、両方が必死で売ろうとしていました。ここからは電化区間なのにディーゼル車に乗って新発田へ。この区間羽越本線は列車が少ないですが、たまたま時間が合えば新潟を回るより早く着けます。

新発田〜坂町は特急でショートカットしました。乗車券と特急券、合わせて900円を券売機で購入しましたが、Suicaが使えることに少しびっくりしました。特急はわずか10数分で降りて、坂町からは米坂線に入ります。キハ52の原色が来ていて少しびっくりしました。沿線でも写真撮影されていてすごいことになっていました。ゆったりと山を越えて米沢に到着。時間があったので、駅の外に出てショッピングモールを見てみると、なんと今日オープンする銀行があり、記念にティッシュをもらいました。

米沢からはMOTER MANにも歌われたつばさ119号が来ましたが、華麗にスルーして*1後の普通電車に乗ります。山形で、ウィルコムのほうに電話がかかってきました。この連絡先を教えた人はほとんどいないので、電車から降りてリダイヤルすると予想通り契約を終えた妹からでした。定額プランの恩恵を受けてしばらく話をしてから仙山線へと乗り継ぎます。ずっと閉鎖中の八ツ森西仙台ハイランドに悩みつつ仙台市街地へ。北仙台で5分も交換待ちがあり、市街地で線路容量は限界に達しているような気がしました。仙台駅前をうろついてから各駅停車で一ノ関へ。駅前の投与コイン東横インに泊まりました。

*1:結局仙山線とのの接続で早くならない、というのもあって