迷走しだした0日目

今日からまた北海道に来て鉄研の研修旅行ですが、今日は合流せずに一人で乗りつぶしを進めていきました。コースは羽田→新千歳→南千歳→苫小牧→様似→広尾→帯広となりました。
予約した飛行機が羽田7:40発だったので、出る方法にも悩みました。結局、少々費用はかさみますが隣のたまプラーザからバスに乗っていくことに。目の前で電車を逃したりしつつもたまプラーザに到着し、バスに乗り込みました。

バスはしばらく一般道を走行したあと都筑ICから第三京浜に入り、首都高を進んで湾岸線へ。橋を渡ったり地下にもぐったりしながら羽田空港に到着。

羽田からは今回もスカイマークですが、今回は荷物がないので少し楽です。今回の席はエンジンの真横でした。離陸しようとしたら飛行機が渋滞していて、しばらく待ってから離陸。雲が多い中を飛んでいき、なぜか北側に回りこんで新千歳に着陸しました。

新千歳で18きっぷに判子をもらい、快速エアポートに乗り込みます。本来はここから札幌に出て滝川⇔富良野を往復する予定でしたが、列車の接続がよいので予定を変更、日高本線へと向かうことにしました。南千歳ではわずか数分接続で普通列車が登場しましたが、美々と植苗は通過していきました。苫小牧で衣類圧縮袋を調達したりしてから日高本線が発車。いきなり駅間が長い区間に入ります。えんえん続く太平洋と馬も飼育されている草原は都会の人間からすれば新鮮な光景ですが、さすがに3時間近く見ていると飽きてきます。そして静内で停車中に駅そばを平らげ、様似に到着。

ここから先はJRバスで広尾まで出ますが、なんと1日に2本*1。どうも、広尾までの路線は本来廃止する予定だったのですが、沿線の町から支援されて細々と営業しているのが実情というところです。様似駅の窓口で乗車券を買うとなぜか補充券でした。そして、バスは海岸線に沿って走っていきます。

このバスは襟裳岬経由ですが、なかなかすごいところでした。しかしながら、もっとすごいのがこの先の区間、通称黄金道路。この名前、「黄金のようにすばらしい道路」という意味ではなく、「黄金を敷き詰めたほどコストのかかった道路」という意味だそうです。実際問題、崖崩れが各所で起きるので、道路はかなりの区間がコンクリートの屋根で覆われていますし、km単位の長さのトンネルも何箇所かありました。しかしながら、バスの車窓を眺めていると、封印されたトンネルや崖崩れにふさがれた道など、長大トンネルとなる前の旧道も多く見受けられました。現在も改良は続いていて、数年前に開通したトンネルもありました。

広尾からはまたもやバスに乗り継いで帯広に向かいます。広尾線はバスに転換されたといっても、停留所は増えたし、運賃は現在のJR北海道基準だと1790円になるのに対して現在のバスは1830円と、利便性もそこそこ保たれていました。農地の中をひたすら走って帯広に到着。

*1:平日は3本あります。