赤い電車で 羽田から

機内で購入した扇子

ようやく水疱瘡も治り、無事退院することができました。そしてまずは精算ですが、請求された額は8万円台。さすがに財布からそんな額が出てくるはずはありませんが、カード精算がOKだったので、限度額10万円のカードで何とか支払い、退院の処理も済ませました*1

さて病院は出たものの、駅は10数km先、しかも1日に10本来るかどうかというレベルです。さすがにそんなものに頼ってもいられないので、電話でタクシーを呼ぶことにしました。後ろのトランクに自転車を積み込み、そのまま女満別空港へ。タクシーは広大な北海道の原野を快走、メーターも快調に上昇、気温も例年になく上昇した*2中で空港に到着。タクシー代は9000円に達していました。

空港に到着すると、目の前で羽田行きのJAL便が出そうになっていましたが、ギリギリすぎるし高いのでパス。次のAIR DO便にしました。カウンターはANAに委託されているようで、便名を告げると、「ANA運賃にしますか?AIR DOの運賃にしますか?」という質問。別にどっちで乗ろうが同じ飛行機、同じ客室乗務員、(マイルを気にしなければ)同じサービスなので、安いAIR DOを選択。自転車を預けて、出発しました。

飛行機は北海道の広大な農地や襟裳岬リアス式海岸などいろいろなものの上を飛んでいきました。飛行機の中でちょっと変わった扇子を売っていたので、1本500円で購入。そしてサービスの麦茶をもらったりしながら飛行機は千葉市上空から旋回して羽田に到着。翼の後ろの席はかなり迫力でした。

羽田空港では先ほどの扇子を広げて京急の改札を突破。実はこれ、世にも奇妙な扇子型の乗車券、「ベア・ドゥと京急 夏得フリーきっぷ」というもので、効力は品川〜横浜と空港線が1日乗り放題というものです。発売場所もAIR DOの機内限定という変わったもので、前から知ってはいたのですが、今回のトラブルで突如AIR DOに搭乗することとなり*3、手に入ってしまったのです。快特で横浜まで出て、ここでフリーきっぷの本領を発揮させてそのまま折り返し、仲木戸で下車。このきっぷに対して、駅員すら怪訝な顔をしていました

仲木戸で下車すると、同じ平面で歩道橋につながり、さらにはその平面がそのまま東神奈川駅の橋上駅舎となっています。改札に入り、始発電車を待ちます。東神奈川なら横浜線の始発なので輪行しやすいと考え、わざわざ仲木戸を回ってきたわけです。その後は長津田から田園都市線経由で帰宅しました。

*1:カードが通らないようなら、親から送金してもらう予定でした。

*2:運転士曰く、例年は高くて25℃くらいなのに今日は32℃あったそうです。

*3:本来は帰りも新千歳からスカイマークの予定でした。