防災について本気出して考えてみる

今日あった授業では、地震に対する備えについての話がありました。
まず衝撃的だったデータは、「阪神大震災の死者の9割以上は発生15分以内に亡くなってしまった」ということでした。これでは事後的な対策は大半の人間にとっては役に立たない計算になってしまいます。その教授曰くの結論は、「建物の耐震性を高める」という、言ってみればなんでもないことですが、根本原因に対する策だというわけです。

しかし、地震が起きると思わぬリスクが付きまといます。ライフライン、道路、その他日常で依存していたありとあらゆるものが役に立たなくなる場合があるわけです。何が凶器になるかも分かりません。想像力を鍛えて、どんな事態が起きうるかをよく考える、それに対して準備をしておくというのも有効な対策になります。たとえば、耐震性のない建物に住んでいるのであれば、改修するなり引っ越すというのも1つの防災対策になるわけです*1

それだけでなく、日常でも駅で急に倒れるとか、交通事故にあうとかいろいろなリスクがあります。自分なりに利便性とリスクの天秤をとって日ごろから心がけることが必要になると思います。

*1:そのためにかかる費用と、地震の時におけるリスクのどちらをとるかは、まさしく自分の判断になるわけですが